愛知県一宮市の設計事務所、
菅野企画設計 川島 です。
滋賀県長浜市の明楽寺で、本堂の耐震改修工事が完成間近です。
△約950㎡(287坪)と巨大な屋根の瓦を葺き替え、軽量化しました。
初めてお寺に伺ったとき、
間口が26ｍもある本堂の姿と、天井の高さが5.7ｍの堂内、直径49cmのケヤキの丸柱や総ケヤキの組物に驚き、
所長菅野と「間違いなく文化財クラスの建物だ」と感心したことを覚えています。
いつ文化財になってもおかしくない建物ですから、後世の人に誇れるような補強方法を慎重に検討しました。
△床下を格子壁で補強
耐力壁として効果を発揮する上、空気の流れも止めません。
△天井裏にも耐力壁を設けました。
工事が難しい場所ですが、本堂の見た目を変えないように、できるだけ小屋裏や床下を使って耐震補強をしました。
△堂内に現れた唯一の耐力壁は、外陣両隅の壁です。
壁の外には既設の唐戸を取り付けたので、外観は変わりません。
△広縁の上部に設置した格子壁は、色合わせを施しました。
「全く気が付きませんでした」
住職と建設委員の皆様に喜んでいただけました。
明楽寺本堂の耐震補強工事の様子は、5月発行予定の「寺院レポート2020年春夏号」で特集いたしますのでご期待下さい！
こういった寺院建築での耐震補強を菅野企画設計では、古民家再生にも活かしています。
後世に素晴らしい建物を残していく!
そんな設計依頼をお待ちしております！
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愛知県一宮市の設計事務所です。
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