愛知県一宮市の設計事務所、菅野企画設計の植松です( ^∀^)!!

少し長めの休暇をとり、山陽から九州へ、走行距離1500kmの大移動をしてまいりました(^o^)

今回は、富貴寺大堂をご紹介します(`・ω・´)!



富貴寺大堂は、大分県の豊後高田市の富貴寺境内にある国宝建築物です。

平安時代末期に建てられたと伝わり、現存する九州最古の木造建築物でもあります。


華美な装飾のない和様建築で…そのシンプルさが美しい…(*´-`)



屋根は、宝形造り(4方すべての屋根が三角形になる寄棟造のこと)で本瓦葺。


その葺き方が一風変わっております。


通常の本瓦葺は…


↑こんな感じ。


富貴寺は、


丸瓦が段々に重なって見えます。

ひとつひとつの丸瓦が末広がりになっていて、下の瓦の頭に上の瓦のお尻を重ねて葺いているのです。

これは、行基葺(ぎょうぎぶき)という古代の葺き方です。

奈良県の元興寺にも、同じ葺き方をした建物が残っています。


行基葺の屋根…
というだけでも、いかに歴史のある建物なのかを感じさせてくれます!
(因みに、現在の行基葺は国宝建築物指定後に復元されたそうな。)


古い日本建築を見る際には、瓦にも着目すると面白いかもしれません( ^∀^)!

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