愛知県一宮市の設計事務所、菅野企画設計の前嶋です。
岐阜市の浄土宗西山禅林寺派 大泉寺の本堂耐震補強工事が完了しました。
耐震補強工事の効果を確認するため、『常時微動測定』を行ないました。
弊社では、耐震改修前と改修後に『常時微動測定』を行っています。
『常時微動測定』では建物の固有振動数を測定することができます。
さらに、得られた数値から、建物の剛性や耐力を知ることができます。
測定は、岐阜県立森林文化アカデミーの小原教授と行いました。
新人スタッフの中村も参加！
センサーを小屋裏に設置後、
モニターで確認。
「補強前と比較すると、かなり耐力が向上していると思います」小原教授の言葉に一安心。
その日のうちに、大学に戻った先生から速報が届きました。
重要なパラメータを改修前後で比較したところ、
弾性剛性 ：約1.4倍
最大耐力 ：約3.2倍
降伏変位 ： 約2.3倍
建物全体の構造性能が高まったことが確認できました。
さらに、実測データと、設計時に行なった限界耐力計算の結果を比較。
最大耐力の値はほぼ一致しており、傾向もうまく捉えていました！
菅野企画設計には、他の本堂のデータも着々と蓄積されているので・・・
結果を分析しながら、計算方法や補強方法のさらなる改良を検討していきます。
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愛知県一宮市の設計事務所です。
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