大垣市で、願宗寺本堂新築工事が進行中です。

 

工事は、競争見積もりの結果、岐阜県郡上市に本社を構える澤崎建設㈱にお願いします。

 

「構造材がそろったので、木材検査をお願いします」と現場監督。

 

住職と一緒に、本社の倉庫へ向かいました。


スムーズに検査が運ぶように、150~240ミリ角の桧がきれいに並べられています。

 

柱や梁は、1本づつ材寸や含水率を測り、化粧材は節の有無や位置、杢目を確認していきました。

 

 

 

 「和室の床柱に使う柱の候補が2本あるので、見てください」と現場監督。

 

その柱を見比べると・・

 

片方は品の良い杢目ですが、正面から見て右面の上部に直径2mmほどの節があります。

 

一方、もう片方は無節ですが、荒々しい杢目です。

 

「どちらがお好みですか?」と住職にお聞きしたものの、迷っている様子だったので・・・

 

「別の部屋の床柱には皮付の丸太を使いますので、この部屋はおとなしい柱の方が対照的で面白いと思いますが?」と提案しました。

 

「よくわかりました。気になるほどの節じゃないから、品の良い杢目の方にしましょう!」

 

お客様に納得していただいたうえで工事を進めるため、木材検査はとても大事な作業のひとつです。

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