愛知県一宮市の設計事務所 菅野企画設計の東松です。
昨年から工事を進めている涅槃堂の壁に、雲中供養菩薩の彩色が出来上がりました。
平等院の雲中供養菩薩を参考に、8体の菩薩を描いてもらいました。
この壁の中は納骨室になります。
雲中供養菩薩は、絵師が彩色した紙を表具師が貼っています。
大工が下地の壁をシナベニアで平滑に作り・・
その上に下張りを重ねてから、彩色された紙を貼りました。
表具師は絵師と同じく京都在住で、10日間程出張しての作業ですが・・
この様な仕事を受けてくれる職人は少ないそうです。
足場の隙間の狭いところも、一人で黙々と丁寧に作業していました。
ご苦労様です。
下地の壁を作った大工、彩色画を描いた絵師、壁に貼った表具師、
それぞれの職人が丁寧な仕事をしてくれたおかげで、きれいに仕上がりました。
後は、中央に涅槃像をお祀りすれば・・・
お参りに来られた方を
優雅に舞う天女と雲中供養菩薩そして、お釈迦様が迎える涅槃堂が完成します。
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