お正月モードも薄れつつある週末ですが、

休暇明けの今週は、少々リハビリ的な雰囲気を醸し出しています。

 

 

愛知県一宮市の設計事務所、

菅野企画設計 福田 です。

 

みなさま、正月休みはいかがお過ごしでしたでしょうか。

フクダは、毎年恒例、“博物館・美術館 詣で”と題して、気になる展覧会を観に行ってきました。

 

今年初めての展覧会は、

江戸東京博物館の『大浮世絵展』です!

 

 

さて、興味深い作品のひとつが、

東洲斎写楽作  「3代目佐野川市松」  の大首絵。

 

 

 

市松

…と言えば、市松模様

 

 

思い浮かぶのは、

 

桂離宮の襖だったり、

 

東福寺の苔庭だったり、

 

はたまた、最近では、東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムに応用されていたり。

 

このように、市松模様は、日本人にとって、とても馴染み深い文様の一つです。

 

 

この格子模様は、平安時代には「霰」(あられ)と呼ばれて、かねてより、公家の装束などにつけられていました。

 

 

ところが、江戸時代のアイドル、歌舞伎役者の佐野川市松さんが衣装に使って以降、町人の間で大ブーム!

 

「霰」模様は「市松」模様と名が変わってしまったのです!!

 

文様の名前さえ変えてしまうとは、

当時の歌舞伎役者の人気ぶりがうかがえます。

 

 

 

さてさて、展示作品のほとんどは、海外美術館からの出展です。

喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国義の作品が一堂に集うのもあとわずか(1月19日まで)。

聴いたことある、見たことある浮世絵が盛りだくさんな『大浮世絵展』おススメです!(*^^*)

 

 

ちなみに、音声ガイドのナビゲーターは、落語家の春風亭一之輔さん。

普段は音声ガイドを聴かないことが多いのですが、一之輔さんならばっ!と思わず借りてしまいました。

一席とは言いませんが、ちょっとした小噺も聴けますよー。

 

 

 

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愛知県一宮市の設計事務所です。

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