愛知県一宮市の設計事務所、
菅野企画設計 福田 です。
工事でよくお世話になっている左官職人がいます。
多忙な人ゆえ、なかなかお会いできないのですが、
たまたま倉庫へ伺う機会を得て、単独、潜入調査に行ってきました!
倉庫に入るなり、目に入ったのが、
↑ かまど
一合炊きの小ぶりで可愛らしいかまどです。
これなら持ち運びもOK。
「お客さんへの竣工祝いにいかがですか」
と営業トークもいただきました^^;
そして、ダンボールいっぱいに入ったコレ。
なんだかわかりますか?
答えは、『海藻のり』です。
海藻のり とは、
漆喰や土壁の原料となる材料の一つです。
海藻のりを入れることで、材料に適度な粘性が出たり、乾燥を抑えられる(水分調整機能有り)ため作業性UP!、というメリットがあります。
(ご興味ある方は、こちらの記事もどうぞ。「本漆喰と既調合漆喰」)
漆喰塗とは言え、最近は、海藻のりから炊いて作る、という光景はなかなか見られなくなりました。
「塗ってしまえば見た目は一緒。
でも、以前、こだわりを持たれたお客さんに依頼されて塗ったときは、本当に喜んでいただけた。できることなら、本物の漆喰を楽しんで欲しい」
熱く語る職人の言葉が印象的でした。
ちなみに、この訪問、もちろんれっきとした仕事です。
…とは言え、並べられた見本や道具、材料を目の前にして、職人と話が弾んだのは、まぎれもない事実です。
------------------------------------------------------
愛知県一宮市の設計事務所です。
HPにて寺院・和風住宅・古民家再生の実例写真をたくさん掲載しています!
是非ご覧ください。http://www.sugano-k.com
○設計行脚~菅野企画設計のコラム~(毎週火曜日更新)
名古屋市の日蓮宗 浄昇寺の客殿北棟建て方完了!軸組検査(伊藤絵)
○ Facebook:https://www.facebook.com/suganokikaku/
○ instagram:https://www.instagram.com/sugano_ki/