菅野企画設計所長の菅野です。来年で61歳になります。

 

31歳の時に事務所を開業したので、来年はいよいよ30周年を迎えます。

ここまで続けてこられたのは、お客様のご愛顧のお陰です。心から感謝いたします。

 

「家」は、自分なりのライフスタイルで、のびのび時間を楽しめる場所です。

だから・・・最適な家は、家族ごとに違うし、敷地ごとの違うはずです。

 

ところが・・・家づくりを思い立つと、ほとんどの方はハウスメーカーの住宅展示場に足を運ばれます。しかし、それは、企業の規格に合わせた家づくりです。私たち設計士を家づくりのパートーナーに選んでいただければ、もっとお客様の望みや夢を叶えられるはずだと思い、今まで設計を続けてきました。

 

 

そして・・・私の考えを理解してくれるお客様、共感して集まったスタッフたちのお蔭で、多くの実績を残すことができました。振り返れば、ひとつひとつに思い出があり、宝物です。設計士が最も身近な「家づくりのパートーナー」になる日を夢見て、これからも仕事に励み、人材を育てたいと思っています。

 

しかし・・・建築士の中には、「建築家」と自称し、設計した家を「作品」と呼ぶ人がいます。国家資格を与えられた人は、弁護士、司法書士、行政書士・・・のように「士」と呼ばれるべきです。「小説家」「画家」「書道家」・・・のように、「建築家」と自称する人は、自分を芸術家だと思っているのです。だから、「作品」を造りたがる。私は、こういう考えを嫌います。

 

「お客様は建築士の役割だけでは満足してくださらない。専門知識、デザイン力、親しみやすさを兼ね備えた設計士」に徹するように、スタッフたちを戒めています。

 

菅野企画設計は愛知県一宮市の設計事務所です。

和風住宅、古民家再生の設計が得意です。http://www.sugano-k.com/soudan.html