この動画の素晴らしさ理解できる人どれくらいいますかね
パカの部分だけ無視してご覧ください。
佐藤ママご自身は気にも留めてらっしゃらないでしょうから、私ごときが意見するようなことではないのですが。正直、私も佐藤ママのことを勉強せず、ただ「子ども4人が東大理Ⅲに合格した母親」というキャッチフレーズだけしか知らなかった頃は、流石に、そんな低確率(ほぼゼロに等しい確率)の事象から普遍的なルールや習慣、ノウハウみたいなものが得られるとは思っていませんでした。実際、教育経済学者の中室牧子先生や統計学者の西内啓先生も本の中で「そういう個人的なノウハウはほとんど役に立たない」と述べているように、統計的に考えれば「そう」だからです。ところがふとした折に、ユーチューブ動画で、「医学部は数学です」というタイトル動画を見つけ、興味本位で見たのを契機に「思っていたの(先入観)とは違うかも」という探究心がムクムク湧きあがり、ちょこちょこ動画を見るようになったのです。そして間もなく、
「子ども4人が東大理Ⅲ」という「冠」は、むしろ当然かもしれない
という気持ちになったのです。何なら子ども10人全員が東大理Ⅲに合格したと聞いても全然驚かないですけど、というくらいの気持ちです。理由は、子育てについては「ヲタク」を自称するくらい勉強してきた自負のある私でも、「あー全く歯がたちません!」と素直に脱帽する考えや行動が其処彼処(そこかしこ)にあったからです。そもそもこんなに芯の通った子育てをしてきた人を、私は見たことがありませんでした。気づかなかっただけかもしれませんが。佐藤ママは、数多の子育て本に必ず書いてある「親が自分の頭で考え工夫し行動する」をちゃんと実践し、しかも目に見える形で結果を出した、教科書のような人と認めるに至ったのです。
堀江貴文氏らが、佐藤ママは「バカ」とか言い散らかしていますが、自分の考えと違う考えの人を「バカ」という人格否定ワードを使用し攻撃排除するというやり方を、公衆の面前で行うということの方がよろしくないと私は思います。インターネットがここまで整備された社会生活をしていて「同意できない、共感できない人」が存在するのは当然です。しかし同意できないからといって汚い言葉を用いて攻撃しても良いということにはなりません。どうしてこう攻撃的になるのでしょうか。それは自分の考えの正当性を強調したいからです。しかし少なくとも私は自分の子どもに、大人のこのような姿や「やり方」を見せたくはありません。子どもは大人の言動行動をすぐ真似するからです。
少なくとも私は、佐藤ママの動画を拝見して、今まで気づかなかった、幾つかの大事なことに気づきました。私の子育ては終わってしまいましたが、精神科医として、目下子育て中の親御さんに是非知って貰いたいと推奨できる良質な情報を、私は佐藤ママの動画から幾つも得ることができました。無論、これからも動画を見続け、勝手にサマリーを書いたり、深掘り検討していきます。当然ですが、同意共感できないこともあります。そういう時は「同意共感できないですけどね」と言えばいいだけです。否定したり攻撃する必要はどこにもありません。同意共感できないことがあっても穏やかに考察できるのは、私が佐藤ママの子育ての姿勢を尊敬しているからに他なりません。尊敬や感謝の気持ちは敵意や攻撃を粉々にするものです。