日本の親は子どもに「与えすぎ」ということです。「与えられすぎた人」は「与え方が悪い」と文句をいう人間になり、「サービスを提供してくれ」という人間になってしまう。これが今問題になっている「自分で決められない」大人に満ち溢れる日本です。詳しくは動画をご覧ください。短いのですぐに終わります。

「勉強の仕方がわからない」という子どもから始まり、果ては「生き方がわからない」と他人に聞く大人が増殖し、唯一の正解を求めすぎることで不安に囚われ精神の具合を悪くして精神科に来ている。すると精神科医が「うつ病ですね」と言って唯一の正解を与えてしまう。最悪の事態になっているわけです。

ではどうしたら良いか。簡単です。「与えすぎない」ということです。「与えない」のではなりません。「与えすぎない」です。こう言うと、

与えすぎと与えるの境目がわからない

と言いだす人が必ずいます。そういうことです。そんなこともわからない大人ばかりになっている。自分で決められないから「1から10まで」他人に聞かざるを得なくなる。「子どもに何時間勉強させたら良いですか」「褒めた方がいいですか」「褒める褒めないの線引きはどうしたら?」「どうしたらいいですか?」佐藤ママに寄せられる質問のほとんどはこの現象です。ひとつ決められないということは他の100や1000の選択も自分で決められない。だから頭の中は混沌とし生活そのものも混沌としてくるのです。「自分で決める」が人生においていかに大事かということがわかるでしょう。いい加減やめにしませんか、この地獄のループを。自分で決めて失敗してください。失敗から学ぶんです。失敗=学びですから、恥ずかしがることも傷つく必要もありません。なんなら「失敗」という言葉を手放し「すっ転んだ」と言い換えてください。転んだら立ち上がるしかないでしょう。話は極めてシンプルです。このシンプルな話をややこしくしているのは教育制度の責任ではありません。自分自身の脳です。他責思考(当事者意識の希薄さ)が諸悪の根源であることも動画内で述べられています。