佐藤ママの動画です。現在2歳11ヶ月、公文を始めて約1年になる子どもについての相談です。

息子は公文を嫌がり、鉛筆も持たない、ふざけて書く、数字のカウントも嫌がり、なかなか先に進みません。子どもの様子を私なりに観察し、失敗を嫌がるマイペースタイプだなあと理解して、プリントを減らしたり簡単なプリントに戻ったりして進めていますが、やはりグダグダです。息子がこのまま勉強が好きになり、公文を嫌がらず進めていくのはどのような声がけ、枚数、進度、工夫をしたらいいでしょうか。


という相談なのですが、ちょっと気になる部分が。「息子がこのまま勉強が好きになり、公文を嫌がらず進めていくのは」の部分です。「このまま」を入れると文脈がおかしくなりませんか?もし使うなら「この先」ではないでしょうか。

それからもう一つ、これまで何度も申し上げていますが、佐藤ママに「枚数」や「進度」を聞いても仕方がないと思いますよ。なので佐藤ママは枚数や進度については答えていません。「枚数」や「進度」とは各子供によって違いますから。


佐藤ママはとにかく「嫌がったら終わり」と考え、薄氷を踏む思いで、それはそれは用心深く、宿題をやらせるタイミングを見計っていたと答えています。ここが全てですね。佐藤ママはそういうところに配慮していたということです。兎にも角にも「子どもが楽しくやる」ことを最優先にし、考えうる限りの工夫をしたという話です。長男の代わりに宿題をやっていたというのですから、相当用心深くやっていたのでしょう。それくらい子どものことを観察していたのだと思いますよ。なので今回の動画で学ぶべきことは、子どもが楽しくやることを最優先にしたということです。従って「枚数」や「進度」その他は二の次三の次、当然「中学受験の話は置いといて」ということになります。以前の動画でも言いましたが、佐藤ママの頭の中が非常に整理されていること、ここが私たち親が学ぶところです。枚数とか震度とかそういうノウハウ的なことではありません。