基本的には机についている時間が少ないんだと思う。ここ違うねって言い方はかなり優しく言ってる、、、優しく言う必要ないですよ、間違えているんだから。しかも5歳だし。だから逆ギレして「もうやらない」とか言って、そんなのみんなできるのに自分だけできないわけにいかないんで、そこらへんもう少し厳しくしないといけないのと、

いったんここで切りますが、佐藤ママは相談者の相談内容をひと通り聞いた上で「基本的には」と前置きし「机についている時間が少ないんだと思う」と述べています。子どもがキレたり癇癪を起こすのは、そもそも机に向かって勉強するということに慣れていないので、我慢ができなくなり癇癪を起こして放り出しているんじゃないですか、という論理です。こういう俯瞰的な見方は大事ですよ。

注意して欲しいのは「もう5歳だし」という部分。5歳にもなって親に少々厳しく言われただけで「やりたくない!」と癇癪を起こすというのは、ちょっと未熟なんじゃないですか?という話でもあります。5歳6歳にもなれば「やらなきゃいけないこと」も「少々厳しく言われること」も受け入れ、癇癪を起こしかけるのを自制し取り組もうという意識が機能し始めてもいい時期です。時にはやりたくない時もあるけど、でも、やらなきゃいけないことだからやる、というマインドを獲得するってことです。こういう子どもの心理的成熟過程については、親がある程度わきまえてないと、検討はずれな指導や対応をしてしまいがちなので注意が必要です。

そもそもちょっと勉強の学習習慣がついてないんだと思う。だからそろそろね、時間を決めて毎日30分はやるんだよって決めて間違えたらちゃんと直してねって、間違えてる場合じゃないよねって、来年学校行くんだからそんなことしてる場合じゃないよねって、ちょっと厳しくいう時期じゃないかなって思います。

ってことなんですよ。むしろ5歳6歳はちょっと厳しく言う時期ですよ、という話です。「やると決めたことはやる」というマインドを教える時期という話です。然るべき時期に、ここら辺のことをちゃんとやっておかないと、後々、勉強でもスポーツでも「やると決めたことができない」子どもになってしまう。人間は「やるべきことをやる」ということが「当たり前」になっていかないと、後々苦しむことになるという生き物でもありますから。ここら辺の話をちゃんとやらずに、後に細かいノウハウばかりを知っても、その有益なノウハウを使いこなすことができなければしょうがないよね、って話です。