私のブログでは、我が子の子育て教育の「中身」やそれらの「配分」をどうするかを親が自分の頭で考え決めるために必要な情報を扱うようにしています。今回はひろゆき氏の動画です。今回のテーマは子どもが幸せになる要因は何かという話。結論は「長期的な友人関係」です。ごもっとも。ポイントは「長期的な」という部分。
長期的な人間関係を持ち続けている人の方が幸せになる確率が高いということです。ハーバード大学の研究グループが「人が幸せになる要素は何か」というテーマを70年間ずっとリサーチしているそうですが、それによると「友達が多い人ほど幸せ」という結果が出ているそうです。
佐藤ママは「子育ては子どもを幸せにするために行う」を絶対軸にしています。そんなの当たり前という人がいるかもしれませんが、本当に「当たり前」レベルに自分の言動や行動に落とし込んでいるかというと、心許ない人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

私は息子たちの子育てにおいて「人間関係というのは丁寧に自分で作る」ことを、言葉だけでなく行動で示すようにしてきました。例えば、夫と私は一口に「夫婦」と言っても、「私自身はこういうことを気をつけたり心がけたりして夫との関係を今でも作り続けている」ことを「見える化」しているということです。夫婦でも恋人でも「儀式としての結婚」や「恋人宣言」が大事ではなく、自分と相手に間にどのような関係を作り続けていくのかが大事ということをしても知ってほしかった。

ところで、動画の中でひろゆき氏は「人に合わせた付き合い方(能力)」というのは、どれだけ多くの人に会ってコミュニケーションしたかによって決まるので、性別年齢に関わらず色んな人と出会って話をした方がいいと述べています。

夫と知り合って良かったと思うことはいろいろありますが、特筆すべきは「友達が多い」ことです。しかも長い友達が多い。50歳を過ぎても中学時代からの関係が続いている友達が何人もいます。私自身も中学高校時代の友達との付き合いはいまだに続いていますが、数や質が違う。さすがラグビー部です。高校大学のラグビー部というのは大所帯だと100人くらいいて、かつ、良くも悪くも濃厚な人間関係を余儀なくされるので、人間関係力だの仲間力だのといった力は偏差値70超レベルになります。その証拠に、夫が人間関係で悩むなどという話は一度も聞いたことがありません。嫌いなヤツの話を愚痴ることもありません。

学生時代、彼女である私とのデートにラグビー部仲間を連れてくるぐらいですから、当然、結婚後も色々な人が入れ替わり立ち替わりウチに訪れました。しかもほとんどがゴツい大男でどんちゃん騒ぎ。息子たちは赤ちゃんの頃から「知らない大男たち」にもみくちゃにされて育ちました。そしてその大男たちも結婚し子どもが出来るので、その子どもたちと知り合い遊ぶこともできました。すごいなあと思うのは、子供って遊びを通じて友達の名前をすぐ覚えるんですよね。私なんか全然覚えられなくていつも謝ってばかりいたのに。

このような価値観を持つ私たち夫婦は、子育ての最初の頃、息子たちには逆立ち以外の習い事や稽古事はさせませんでした。何故ならこの頃こそ「年齢や立場の違う人と遊び関わること」に多くの時間を投入したかったからです。