オレずっとパソコンやってたから。めっちゃ成績下がってパソコンゴミ捨て場に捨てられたからね、親の言うこと聞いちゃダメだなってよくわかった。(堀江氏はそのパソコンで大成功したのですから当然です。親の言うことを聞いていたら今の堀江氏はありません)

親って30年古い人たちの意見だから親を喜ばせるという発想をそもそも捨てないと時代に取り残される。

親に従順ないい子ってめっちゃ損する。

俺もそう思います。最近すごいですよ。キャリア教育とかそういう話をしていても、半分くらいの人が「親を悲しませたくない」っていうワードがキャリアコーチングの場で出てくる。やばいなと思って。そういうふうに教育を刷り込んでるっていうことじゃないですか、親が。それが一番よくないな。

いかがでしょうか。これ精神科診療の現場でも毎日出てきます。成田氏が思わず「やばいな」と言っていますが、精神の具合の悪い人は皆口を揃えて言っています。「親を悲しませたくない」「親を喜ばせたい」と。成田氏が言うように、30年古い人たちの価値観に今の若者が無理やり迎合するわけですから、そりゃ精神の具合が悪くなりますよ。だって時代が違うんですから。親が子どもに期待することというのは30年前の価値観ですからね、「大企業に入れば一生安泰」なんてことはないのです。今とこれからに全然合ってないんですよ。そこに気づいていないことが「やばい」のです。

堀江氏が言う「親に従順ないい子はめっちゃ損する」という意味がわかりますでしょうか。めっちゃ損するどころか精神の具合を悪くして病気でもないのに延々薬を飲む人生になる。これだけでもめっちゃ損するわけですが、核心はそこではありません。どこだと思いますか?

説明します。時代遅れの価値観というのは鉄の鎖みたいなものです。その価値観に縛られているだけで莫大なエネルギーを浪費する。精神的エネルギーを浪費すると「うつ」とか「意欲が湧かない」といった症状が出てきます。元気いっぱいでダッシュすれば3分で辿り着く話が、2時間も3時間もかかってしまう。当然「やーめた」となるのですが、すると自己嫌悪とか自己否定といった余計な感情が生まれる。それで更に疲弊する、挑戦できないという悪循環です。めっちゃ損するどころの話ではありません。挑戦(チャレンジ)は不透明な時代を生き抜くキーワードですから。