質問者 「小4男子です。4教科のバランスをどのように考えれば良いでしょうか」

小学6年くらいになると、算数6、国語3、理科社会1って感じですね。入学試験でとにかく怖いのは算数ですから。算数が解けないともう終わりますから。大学入試でもね、数学でコケたら絶対ダメなんですよ。

小学生の勉強の科目配分比率を考える際、算数をどの程度のボリュームで考えるかという話です。佐藤ママは算数6割と言っていますが、私は8割でした。中学受験を考えると無謀ですが、大学受験的には我ながら適切だったなと思います。佐藤ママの「6割」で注意しなければならないのは、この比率は比較的算数のできる子どもの比率ということです。佐藤ママの息子さんたちですからね。なので算数ができない子の場合は比率を変えねばなりません。特に低学年なら、私はやっぱり算数8割で良いと考えます。この時期に算数を「面白い」と感じさせ、将来的に苦手意識でなく得意意識を持たせるためです。佐藤ママのみならず多くの受験のプロの先生方が「中学入試の合否を決定するのはほぼ算数」と言っても過言ではないわけですから、苦手意識のまま受験に臨むのは得策ではありません。そのために繁田先生の動画を繰り返し見て「勉強の型」を身につけるのです。佐藤ママの言うように、計算問題を解く精度を向上し続け、繁田先生が言うように、基礎的な問題の解き方の手順やパターンを頭に叩き込む。この勉強方法を5年生までに習得していれば、算数が苦手にはなりません。逆に「勉強の型」を身につけないと、最初得意だった子もだんだんわからなくなり苦手になってしまうのです。そういう観点で考えると、繁田先生の個別指導塾テスティーは魅力的な選択肢だと思います。









算数8割9割という私のやり方は、多くの親御さんには常識はずれに思われがちですが、その「常識」は何を基準にした常識なのでしょうか。中学受験は後の大学受験をより有利に迎えるためではないのですか。今でも私は小学校時代の、自分の選択と決断は正しかったと思っています。中学入試の第一志望は不合格でしたが、その頃に獲得した「得意意識」は後に中学受験の第一志望不合格意識を帳消しにしたばかりか、大学入試の時は「他の科目の少々の失点は数学で取り戻すから大丈夫」と思うことができ、比較的楽な気持ちで本番を迎えることができ、その本番に至っては数学の試験が終わった時、合格を確信したくらいです。「得意意識」と「苦手意識」はそれくらい、その後の受験生活のメンタルを左右するという話です。