暑さで頭イカれちゃったの?と言われるかもしれませんが、DaiGoさんの動画を紹介します。ちょっとお、DaiGoと子育て、どんな関係があんのよ?と言われちゃいそうですね、はい。見てみたら、あったんです。ということで早速紹介します。

第5位 考える前に手をつける。
第4位 3回だけ粘る。

いかがでしょうか。え?第3位、第2位、第1位は?という声が聞こえてきそうなので申し上げます。こういうことに順位はたいして意味がありません。要は5つのうち、自分が「これ!」と思ったのが1番で良いということです。1位をモノにしないと5位をモノにできないというモノではありません。そして今回の第5位と第4位は子育てや受験勉強に大いに関係があります。まず第5位の「考える前に手をつける」ですが、これは、勉強を始めようと思っているのに、なかなか始められない子どもに使えます。実際、これと同じことを受験のプロの先生方も動画や本で述べています。

まず第5位の話から。DaiGoさん曰く、手をつけてしまえば大抵のことは楽なのに、ほとんどの人は手をつけるまでが長い。手をつけることができないせいで、人生の大部分の時間を無駄にしている。なので、解決策は、最初の一手を5から20秒でできるようにしておく、という話です。子どもの勉強に応用するなら、勉強の「とっかかり」として適した「問題」や「行動」を親が工夫し考え準備するということです。私の場合は、英語や歴史の教科書の音読でした。音読は「ただ読む」だけですから、作業みたいなモノです。考える必要もなければ覚える必要もない、ただの作業。まずこれをやると決めてしまうのです。息子たちには、15分の勉強時間のうち、前3分を易しい問題、残りを「うんと考える問題」にしました。易しい問題は、問題を見た瞬間、すぐに手を動かすことのできる問題です。そこで「うんうん考えなければならない」問題を出してしまうと、「しんどい」→「いやだ」という印象を持ってしまい「とっかかり」自体を嫌がるようになってしまいます。DaiGoさんの5から20秒というのは、別に必ず20秒以内でやれるモノにしなければならないということではありません。「パッと」手をつけられる問題、あるいは行動を予め準備しておきましょう、という話です。

次の第4位、これは私でなく夫の教育方針です。夫は息子たちにスポーツのイロハを教えていたのですが、中でも重視していたのが

もうだめだ!と思った時、もう少し粘る。

というマインドです。逆立ちで体を保持する時間にしても懸垂の回数にしても、息子たちが「もうだめ!無理無理!!」と悲鳴をあげても、

あかんあかん、こっからや!こっからが効いてくるんや。

と言って、息子たちに粘る意味を教えていました。だめだと思った、そこからが「効いてくる」という話です。DaiGoさんは次のように説明しています。

人間の成長や変化は限界の少し先にしかない。限界を超える練習をしておかないと、変化が必要な時に、変化できなくなってしまう。

いかがでしょうか。なんとなくでもわかっていただけたでしょうか。まあ、理屈はどうあれ、「もうだめ!」と思った、そこから粘ることは大事です。夫はそれを「効いてくる」と説明しました。当時の息子たちがその意味をちゃんと理解したかどうかはわかりません。しかしこの習慣をつけ継続するうち、息子たちもまた「粘る」快感を知り、取り憑かれていったのは事実です。