漢字検定試験、私は毎週少ない数の漢字を覚えることに労力を費やすよりも、こういう試験合格を目指して、大量の漢字を覚えることの方が良いのではないか、と思っています。
うちの子たちとか見ていて、思うんですよね。漢字のクイズを出し合ったりさせて、そこそこ漢字を楽しんでいる。漢字なんて覚えようと思えば覚えられるものです。ただ、その動機がない。こちらで育っている子たちは単純に動機がないんです。
そこで漢字検定試験。これならちょっとした暗記では太刀打ちできません。相当頑張らないといけないわけです。その合格を目指して漢字を勉強する。
パソコンや携帯を使用するので漢字は覚える必要がないのでは、という意見があるのも事実ですが、単純に漢字って楽しいものなんです。本当は。この漢字ってこういう書き順だったの?この漢字って11画ではなく12画だったの?え?本当に?
という会話をしながら、漢字を学んでいく。そうなんです。漢字って本当は楽しいものなんです。
私の恩師が当時学生だった私に言った一言は忘れもしません。「皆さんは勉強楽しんでいますか?」と。それまで勉強は楽しいもの、なんて概念がなかったのですが、そこから勉強って楽しいものなのかな、と考えるようになりました。
そういう意味では、自分の生徒たちにも勉強の楽しさを、漢字の楽しさを伝えられる大人でありたいな、と思っています。