テストで自信喪失:親が子のためにできること | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

というわけで、暑い1日でした。

夏の到来を感じさせる1日でしたね。

子供達も、野球などが始まり、いろいろとスケジュール調整が大変になってくる時期でもありますね。


さて、この日曜日には、巣鴨今年度初のテストがあります。

内部生向けのテストですね。

日本にいる子も受けるテストのため、日本の子たちと比べて偏差値はどうか、苦手な分野は何か、などがわかるテストになっています。

そして、正確な偏差値を出すために、平均点は70点や60点という、簡単ではないテストです。

学校で90点以下を取ったことがない子にとっては衝撃的な点数でしょう。



一人の保護者からこんな相談がありました。

テストの点数が悪いので、子供に自信がなくなるのでは、と思ってしまうのですが、と。


その通りです。点数が悪いと子供は自信をなくします。

だから、いい点数だけ取れるテストを受け続けましょう。

そして、高校も無理なく行けるところに行きましょう。


と私が言うわけがありません!笑



テストの点数って、本当に客観的な数字ですよね。

それをどうとらえるのかは、その人次第なんです。

30点取って、そこからどうするのか。

30点とったって、その後にしっかり見直しをして、単純ミスしていなければ、あと30点取れてたんだ、次はこんなミスをしないぞ!となれば、30点も、次につながります。

逆に90点とったって、満足して、見直しも何もしなければ、それは次につながりません。


どうしても点数だけで一喜一憂してしまいがちですが、大事なことは、テストを受けた後。

しっかり見直しをして、次に繋げられたら、30点だろうが、50点だろうがいいと思うんです。

だってそれがその子の実力ですから。

実力を知ることで、自信をなくす、というのであれば、それは子供ではなく、親自身なんだと思います。

親が自信をなくしたくないから、子供に試験を受けさせない、と。



なんど空振りしたっていいんです。

バッターボックスに立ち続けて、バットを振り続ける。

それを続ける限り、実力はついてきます。

いつか打てる日が必ずきます。

それを信じてあげる、それが親の務めです。

誰も信じなくても、私は信じているよ、それが親が唯一出来ることなんですよね。



うちに来ている多くの帰国生は、最終的には帰国して、受験をすることになります。

そういう時に、テストの点数が低いから、テストは受けません、なんて言えないですからね。


テストって本当に自分の実力を知る上で素晴らしいツールなのだと思います。

是非是非、積極的にテストを有効活用してもらいたいな、と思います。