ESLを卒業するためにはどうするの? | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

おかげさまで、巣鴨アドバンススクールも

多くの生徒が通ってきてくれています。

4月からもかなり増えまして

本当にありがたいことです。


しっかり保護者の方々の期待に応えられるように

職員一同、日々向上を怠らないよう、指導にあたっていきたいと思います。


さて、最近保護者の方から受けた質問で

現地校に通っていれば英語力はつくか、という質問がありました。

端的に申しますと

英会話はできるようになるのですが

文章の読み書きとなると、別です。

そして、順番は英会話ができて、読み書きとなるのか、ということでしたが

その順番は、必ずしも正しくありません。


でも、皆さん、まずは英会話って思ってしまうんですよね。

それは大人がそうだからなんですね。

大人が、読み書きはできるけど、英会話ができない。

だから、子供にもとりあえず英会話をできるようにさせてあげよう、と。


でも、英会話って、現地校で現地の子と交流しているだけで

ある程度はできるようになるもんです。

これは時間の問題です。

でも、そこからESLの卒業であったり

ちゃんとした成績をとる、となると全く違う話なんですよね。


こう考えるといいかもしれません。

日本で言うと

日本の子たちは、皆が皆、日本語しゃべれますが

皆、いい成績をとれるかというと違いますよね。

皆、いい作文をかけるかというと違いますよね。


そういうことなんです。

しっかりと読み書きの練習をしておかないと

現地校の勉強をできるようにはなりませんし

ESLも簡単に卒業はできないでしょう。


ちなみにうちの生徒たちで

ESLを最短で卒業してしまったのが

中学1年で渡米して、1年半で卒業です。

あまりにも英語の読み書きができるので

「あれ?アメリカ来て何年だったっけ?」とその生徒に何度も聞いてしまうのですが。


別にESLの滞在期間が短いほうが良い、とかそういうことではないのですが

最初から読み書きをしっかりやっていくと

現地校の勉強もすごく楽になりますよ、ということです。


日本から来たら、まずは巣鴨へ。

しっかり英語の読み書きの基礎を築いてもらいます!