渡米してまずするべきこと:英語学習について | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

最近、日本から引っ越してきたばかりの人たちからの

問い合わせが続きました。

塾生の保護者の方々からのご紹介のようで、本当にありがたいことです。

本当にありがとうございますm(_ _ )m



渡米してすぐの方たちに

必ずお伝えしているのが

子どもの渡米当初の英語学習において気をつけることです。


三つの渡米学年に分けてお伝えいたしますね。


①幼児か低学年の場合の渡米

②小学校高学年の場合の渡米

③中学生以上の場合の渡米



①渡米時期が幼児か低学年の場合

この場合は、英語学習に関してはほぼ問題ありません。

現地校登校初日は泣きじゃくって帰宅するかもしれませんが

学校が始まってしまえば

1年も経たずに、楽しくやっていることでしょう。


実は低学年の子たちは英語学習よりも、日本語力の心配をするべきです。

家では、なるべく日本語の読み聞かせなどを心がけてください。



②渡米時期が小学校高学年の場合


①の子たちほど英会話力はスムーズに上がって行きません。

その理由として、日本語がある程度確立されているからですね。


逆を言えば、日本語が落ちる心配はあまりしなくて良いでしょう。

特に読書習慣がついている子は。


英会話の練習などをさせているご家庭もあるようですが

正直なところ、ここはアメリカですから

英会話は、外に行けばいくらでもやれます。

現地校の生活で十分な実践になります。


しかし、学習言語は、意識的に勉強しないといけません。


日本の英語学習は机上に偏りすぎていて

会話が足りない、という議論がよくされますが

アメリカでの英語学習は全く逆と考えてください。

会話をするチャンスは外でいくらでもあります。

机上の英語学習を最初のうちから定着させることができるかどうか。

これが英語が伸びて行く大事な要素となることでしょう。




最後に③の中学生以上の渡米の場合ですが

もう日本語の心配は全くありません。

思いっきり英語の学習に励んでください。

渡米して最初の1年間が勝負です。

中学3年間分の英文法を徹底して頭に叩き込んでください。

これができてしまえば

基礎はできあがったようなものです。

基礎ができた家は、3階でも4階でも上に積み重ねていけるように

現地校で学ぶことが全て、基礎の上にしっかりと積み重なっていくことでしょう。



一番恐いのが

この基礎の構築を怠ってしまうことです。

そうすると、現地校でいくら勉強しても

場当たり的な英語力となり

本当の力とはなりません。

こういう子たちを今まで本当に何人も見てきました。


もう声を大にして言いたいです。

「どうして渡米してすぐに巣鴨に来てくれなかったの!!!(´□`。)」と。



巣鴨が設立された当初は

私も、経験値不足もあり正直確信がもてなかったのですが

今では自信をもって言えます。


渡米してからの英語学習は巣鴨から始めましょう!と。


「渡米したら巣鴨行っておいたほうが良いよ!」こう言われるように

「オレゴンの帰国子女は全員、本物のバイリンガルだよ、巣鴨があるからね」

こう思っていただけるように頑張って行きたいと思います。