今年の高校3年生の大学受験にて
ゆとり世代の大学受験は終りを迎えるそうです。
こちらの二つの記事を読んでもらえたら
おおまかにゆとり教育の実態はつかめるのではないでしょうか。
「ゆとり教育はやはりだめだった」は本当か? (ダイヤモンドオンライン)
「ゆとり」に「学力テスト」誰のための教育なのか 池上彰(日本経済新聞)
ゆとり教育については、私はどちらかというと
「方向性は間違っていなかったけれど、当初は現場に混乱を招いたため、失敗と思われてしまった」
という捉え方をしています。
ただ、私は塾の先生ですので
実際は現場の先生が一番分かっている事かと思います。
あまり堅苦しい事を述べるつもりはありませんが
一つだけお伝えしたいのは
子ども達は良くも悪くも
月を映す水面のように
社会を映す存在です。
子ども達が病んでいるのであれば、それは社会が病んでいるのであり。
いじめが蔓延しているのであれば、社会でいじめが蔓延しているからであり
学力低下が起きているのであれば、社会の力が落ちて来ているのではないか、と思っています。
そういう意味では
大人が教育でもって子ども達をどうこうしようとすること自体
本末転倒なのかもしれません。
アメリカ在住の親御さんと接していて思うのは
保護者の方が自ら積極的に地元に貢献しようとしていれば
子どももそれに感化され、友人作りや英語学習に積極的になります。
保護者の方が、自分を棚にあげておいて
子どもにだけ高い要求をしていれば
子どもも同じようになってしまう
というのが私の結論です。
厳しいようですが
子どもは大人を反映しているのです。
という訳で
子ども達は月を映す水面なのですから
ゆとり教育終焉を迎えたこの機会に
大人1人1人が、子どもの模範となるべく
行動していくことが必要なのではないか、と思っています。
長くなってしまったので、ここまでにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。