先ほど、このブログを書いていて
一息ついていると
鉛筆を削りにきた生徒に
「先生、疲れたの?」
と声をかけられました。
今までそんなことを言われたことがなく
いつの間に、先生のことを心配できるようになったのか、と
なんだか嬉しくなりました。
生徒の成長が垣間見える時、教育者として最高に嬉しい時です。
巣鴨アドバンススクールも
おかげさまで毎年生徒も増えて来ており
色々な生徒が通塾するようになりました。
設立当初は、難関校受験のために
どう入試の準備をしたら良いか、という子が大半で
こちらは入試への戦略を考えるだけで十分でした。
ただ、ここ最近は
勉強が得意な子から
勉強が苦手な子など
本当に色々な子が通塾しています。
そういう勉強が苦手な子たちに
様々な試みを行うのですが
それでも中々変化が見えるものではありません。
職員一同、私自身も含めて、困ったなぁ、という状況でした。
そんなことを先輩に相談すると
「そういう子がいるから教育者として成長できる。
出来る子だけ教育していても張り合いがなくなるじゃろ。
だから感謝じゃな。」
そう言われて、納得した私は
これでまた自分も成長させてもらえるんだな、と心を入れ替えて
1対1で生徒たちと繰り返し対話を始めました。
何のために勉強するのか。
力をつけることで、苦しい勉強も楽しめるようになること。
ものの見方を伝えていきました。
またほかの先生たちも
総力戦で、色々と生徒に試行錯誤を続けてくれています。
教材を変えたり、勉強する環境に工夫をしたり。
色々と試行錯誤してきて
もう何ヶ月もたつのですが
ここ数ヶ月、少しずつですが変化が見えてきました。
授業に臨む時に
今日の達成目標を言って来たり
将来の目標の話をするようになったり。
お母さんに心配させたくない、と言ったり
何よりも、彼らの表情が少しずつかわって来て
授業中の姿勢も変化してきました。
教育って本当におもしろいな、と思うのですが
子供の変化は目には見えません。
何を言っても、子供に何の変化もないように見えるのですが
少しずつ少しずつ、変化は起きています。
それはまるで、植物を育てているように
日々の成長にはなかなか気づけないものです。
それでも、成長していると信じて
毎日、水をやっては、肥料をやって、雑草を抜いて
とにかく環境を整えてあげる。
あとは、もう彼らの可能性を信じる。
このときに、結果がでないからと言って
種を植えたのかな、とほじくりかえしたり
あせってはいけません。
あせらずに、子供の成長するペースを崩さないよう見守ること。
日々、私を含めた先生たちは
生徒たちに鍛えられています。
本当にありがたいことです。
それでは皆さんこの週末の天気は良好のようですので良い週末を♩
また、夏期講習の案内をアップしました。
興味のある方は、当校のホームページをご覧ください。
www.sugamoadvance.com