うるさいクラスを静める方法②:ルールを守ることが自分を守る | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

さて、最近「ウェルズリー大学」という検索に加えて

次に多い検索文字が

「うるさいクラス」

「うるさいクラスを静かにさせる」

「うるさい生徒」

などがあります。

これらをグーグルなどで検索すると、下の記事にたどり着きます。



「うるさいクラスを静める方法:ルールを徹底させるということ」

ブログも5年間もやっていると、それなりに皆さんから読まれる記事が多くなるものですね。

先生たちもネットに助けを求めている、ということでしょうか。

私も先輩からのアドバイスが無ければ、未だにうるさい生徒たちに苦しんでいたことでしょう。

未来の人材を育成する先生たちにはぜひとも頑張ってもらいたいです。

では、前回の記事の要約を交えながら、続編を書きたいと思います。




私は新入社員の頃

言うことを聞かない子供たちに常にイライラしていました。

うるさい、静かにしなさい、そう言っても

そんな言葉が効果的なのは、ほんの数分。

すぐにまたうるさくなる生徒たち。


まるで消してはついてしまう火を、何度も何度も消しているような感覚でした。

1日が終わるとぐったりしていました。


それを先輩に相談すると

「黙らせようとするのではなく、ルールを教えてやる良い機会だ」と。

なるほど、と納得した私。

「塾は勉強しに来る所。もし話したければ、外に行きなさい」

もうこのルールを徹底するだけでした。

もちろん、生徒にこの言葉を伝えるだけでなく

先生として真剣に生徒のことを想い、彼らに体当たりする必要はあります。

またこの言葉を伝える生徒ですが

うるさい中にもリーダーがいるはずです。

その彼、または彼女を集中的に、ルールを徹底させることで

リーダーの周りにいる生徒たちも静かになります。


また、生徒が小さい場合も

低学年の場合も

全く同じで、ルールの徹底を何度も行います。

「ルールを守ったら、自分も守られます。

道路にある信号は何の為にあるのかな。

赤信号、渡るのも渡らないのも自分次第。

でも、赤信号で渡れば車にはねられてしまって危ない。

赤で渡らずに青信号で渡れば、安全。

ルールを守ることで、自分が守られるんだよ。

塾でのルールは、人の話を聞くこと。先生の話を聞くこと。

そうすれば人に迷惑がかからずに、皆も守られる。」

(もちろん信号のことはそう単純ではなく、青でもしっかり左右を見る必要があります)


こういった話を何度も何度もします。

中学生と違い、低学年の子は、一度で変わることはありません。

何ヶ月もルールを徹底していくと

大半の子はそれが自然と身に付きます。

(全員が全員ではないので、ご注意を)


子供を常識ある大人にするもの、それは本当に教育なんだな、と思います。

ルールを守る、そうやって育った子は

一生涯、周りからも大事にされます。

逆にルールを守らない子は

どれだけ優秀であったとしても

周りから大事にされることは厳しいでしょう。


人の話を聞くようにルールを徹底してあげる。

これが社会の一員として大人が果たすべき、子供への責任であると思います。

先生たち、本当にお疲れさまです。


うるさいクラスを静める方法③:先生が強くなるチャンス

うるさいクラスを静める方法④:幼児編 声色を変えてみる