バス通勤:アメリカの現実と便利さ | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

先日のブログでも書きましたが

私はここ最近、バスで通勤をしています。

もちろん、色々な都合で車で通わなければいけない時もありますが

なるべくバスを利用しています。



日本の首都圏では、ほとんどの人が

普通に公共の交通手段を利用しますが

アメリカのバス利用者の大半は経済的弱者です。



私が帰国子女として

カリフォルニア州に住んでいた時

アメリカという国がこれほどまでに

経済的弱者が多い国だとは思っていませんでした。



子どもの頃に、アメリカの印象はと聞かれれば

以下のように答えていたでしょう。


郊外の芝生にかこまれた住宅街

日曜日になると

スプリンクラーがでてきて、水しぶきの中

犬と一緒にたわむれる子どもたち

庭にはプールがついていて

夕方になると

どこの家でもバーベキューのお肉のおいしそうなにおいがしてくる世界。

これこそアメリカなのだと錯覚していました。




先日、ロスに住んでいた方と話していたのですが

「ロスのアーケディアというところに住んでいました」

と伝えると

「あそこに居たら本当のロスは分からないよ。」

と言われてしまいました。

それだけ経済的格差がある、ということでした。


経済的格差が大きいアメリカ。

それをバスに乗るたびに実感する日々です。



それにしても、ボーっとしていても

本を読んでいても

ブログ記事を書いていても

目的地についてしまうなんて

バスって本当に便利だな、と思う今日この頃です。