「すぐに役にたつことは、すぐに役に立たなくなるものだ」
と、とある友人が言っていました。
ものすごく納得できた一言でした。
例えば
漢字を一夜漬けで暗記すること。
テストでいい点数が取れるわけですから
これはすぐに役立つことだと思います。
逆に
漢字を辞書で調べること
これは漢字テストの点数に反映されない
という意味では
すぐに役立つことではありません。
むしろ、こんなことをしていると
テストの点数は下がるかもしれません。
しかし
これを毎週のように繰り返し繰り返し行うことで
辞書を友達のように扱い
辞書と共に成長できる人材に
成長できるのではないでしょうか。
そしてテストのためだけの漢字力ではなく
語彙力、表現力、思考力が
養われるのだと思います。
アメリカ在住の日本人子女において
日本語を継続的に学べるシステムとして
この辞書と友達になるということは
大事な1点だと思います。
辞書と本
この二つを駆使していくことが
継続的に日本語を学べるシステム作りにおいて
必要不可欠なのだと思います。
すぐに役に立たなくても
一生涯で役に立てる学びができる方向に持っていくこと。
大人が子どもにできる数少ないうちの一つだと思います。