教育者の醍醐味として
「生徒達の喜びはそれ以上に教師の喜び」というものがあります。
生徒たちのアメリカ滞在期間は様々です。
こちらに来てまだ時間がたっていない生徒や
すでに2年が経過した生徒
5年以上滞在期間がある生徒や
こちらで生まれ育った生徒も。
しかし彼らに共通するのが
確実なる英語力のアップです。
こちらに滞在してもう2年になる生徒で
他の子たちに比べるとなかなか英語学習に本腰が入らず
英語力の向上が想定していたよりも遅かった子がいました。
しかし、何度も何度も繰り返し正しい英文を書いていくことで
ある日を境に文の構成が格段に上手になっていきました。
そのことを生徒自身に伝えてみると
「ちょっと英語分かってきたかも」
という発言をしながら
うれしそうに勉強に励んでいました。
生徒達の成長のスピードは
各々で違います。
時には本当にこの子の英語力は伸びているのだろうか
と疑問に思ってしまうこともあるかもしれません。
しかし
土の中に埋めた種が発芽するのを待つがごとく
忍耐強くこちらがやるべきことを続けていけば
彼らの勉強の仕方を日々修正し
何のための勉強なのかを伝えつつ
忍耐強く向き合えば
彼らは確実に発芽して花を咲かせます。
土の中で種がどのように成長しているのか
それは目には見えません。
しかし、心配していちいち種を掘り返すのではなく
種を植えたら、水を与えて日光を浴びさせる。
やるべきことをし、彼らの成長を信じて待つ。
そうすれば、種はやがて芽をだして立派な花を咲かせます。
芽が出始めたとき
ぐんぐん成長し始めたとき
立派な花を咲かせたとき
生徒達の喜びは
何倍にもなって私達教師の喜びとなります。