英語教育のネイティブ信仰 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

一時期日本でも

英語教育を受けるのであれば

ネイティブのほうが良い

という話がありました。


「ネイティブの先生がいます」

という宣伝文句を使っていた語学学校も多くありました。

しかし、それらの学校がどんどん衰退していき

ネイティブだから良いという今までは当たり前とされていた概念が

徐々に覆されてくるのではないでしょうか。



よく考えてみれば当たり前のことなのですが

例えば

日本語を自然と身につけた私達のような人が

アメリカ人に日本語を教えるのと

アメリカで生まれ育ち、日本語を文法から体系立てて学んで

日本語がしっかりとできる方がアメリカ人に日本語を教えるの。


「~が」と「~は」の違いが感覚としてしか分かっていない日本人と

その違いを体系立てて学んできたアメリカ人と

どちらが日本語を教えるのに適しているのでしょうか。



いまだにトフルの総合点でアジアの中で北朝鮮に続いて最悪な記録をつくっている日本。

その前の時代の日本人の先生がカタカナ英語で

教えたことの反動で

ネイティブ信仰が作られたのかもしれませんが

そろそろ両極端を経験した日本人は

次へのステップに進むべきだと思います。


つまり、ネイティブという言葉にだまされずに

本当に語学教育ができるエキスパートな先生を選ぶべきなのです。


ネイティブだから良い、そろそろこんな状況から脱却しないと

日本の英語教育に未来はない、と思っています。