巣鴨では作文指導や論文指導に力を入れています。
その指導の上できをつけていることですが
車のパーツパーツをバージョンアップさせても良い車は作られないように
文章の部分部分を指摘・修正しても生徒が良い文章をかけるようにはならない、と思っています。
前回も述べましたが
インプットがあって初めてアウトプットが可能になります。
論文や作文も同じであり
読むことや聞くことから言語が蓄積され
そして作文なども、自然と文が修正されていくのです。
間違いを指摘することが一切効果がないわけではありませんが
多くを指摘をしてしまうと
美味しいお寿司でも食べ過ぎてしまうと消化されないように
間違いを指摘されすぎると
それは生徒の中で修正されずに消化不良となってしまいます。
もし間違いの指摘だけで文章がよくなるのであれば
私はとことん生徒の間違いをこれでもか、と修正することでしょう(笑)
しかし間違いを指摘ばかりされて気分がよくなるわけは無く
それは文章嫌いに発展してしまう可能性がでてくる。
では、指摘や修正ではなく何を指導するべきなのでしょうか。
本当に良い文章とは
生徒が窮屈にならずに、彼らが心から楽しんで書いた文章です。
そのためこちらができることは、間違いの指摘よりも
良い部分をとことんほめてあげる。
そして、一点だけ今後の課題も伝えてあげる。
そうやって自分が書いたものが認められ
文章の修正ポイントを1つだけ教えられると
ちょっとずつ自分の殻をわっていくのではないでしょうか。
ですので、間違いを指摘するのではなく
良いところをとことん誉めて、ワンポイントだけ修正するところを教えてあげる。
そうすれば、さらに良い文章書きになってくれるのではないでしょうか。
それでは、今週も楽しみましょう。