cookpadを見ては、これに挑戦してみよう、あれに挑戦してみようと新しい料理に挑戦しています 笑
いままでやらなかったことに挑戦するということには失敗がつきものです。
ドライカレーがドライでなかったりと 笑
料理でもビジネスでも教育でも大事なことですが
仮説をたて
↓
挑戦し
↓
修正し
↓
再度挑戦
の積み重ねにより、人は学ぶことができます。
だからこそ、これを日々繰り返しているお母様方は料理が上手なのだと思われますし、
だからこそ、お父様方は、そのビジネスの道でプロなのでしょうし
だからこそ、私たち塾の職員は、教育において様々な引き出しを持っているのです。
そんな引き出しの中から、今日、ご紹介するのは(なんだか、料理番組のようですね 笑)
現地校middle schoolのまだアメリカ生活一年未満の生徒さんのエッセイ指導法です。
まずは、手順だけ説明すると、以下のようになります。
1 日本語で言いたいことをまとめさせる
2 その日本語をより具体的に、短い文章(小学3年生レベル)に変えてもらう
3 文章に主語と述語を入れさせる
4 それを英訳してもらう
では、一つ一つをもう少し詳しく書いていきたいと思います。
ある生徒さんのエッセイの宿題です。
(ちなみに、巣鴨アドバンススクールは、日本の塾と同じ授業を行った後で、補習時間というものを設けています。この時間は、現地校の宿題や漢字の練習、過去問演習など、自主的に勉強に取り組む時間です。)
算数について自分はどう思い、これから何を算数の授業で学びたいのかを書きなさい、との自分をアピールするためのエッセイでした。
まずは生徒に宿題の指示が書いてあるプリントにある、キーワードとなる単語の意味調べをさせ
宿題は何を聞かれているのかを、考えさせました。
(できる範囲で生徒自身に宿題を取り組ませることが大事です)
もう、その生徒さんは夏期講習にて中学校レベルの英文法は一通りやっていたので、単語が分かれば、なんとか文章を理解しようとする姿勢が見られます。
(この姿勢ができるかどうかは、これからを大きく左右していくと思います)
そして、文章を作らなくてはいけないのですが
まずは、日本語で書かせました
英語で文章がかけないお子様で多いのが、英語ができないためというよりも、
書く内容が頭の中にない、ということが多々あります。
内容もないのですから、日本語でもかけませんし、ましてや英語で書けるわけはありません。
ですので、日本語でいいので考えさせ、そして日本語で書かせました。
その後に、日本語の文章を具体的、かつ短くするように伝えます。
小学3年生が書くような日本語の文章にしてください、と。
主語も述語も入れるようにします。日本語で文章をつくると主語が抜けてしまうことがあります。
これは、英語には必ず主語述語が一つの文章にあるので、英訳しやすいようにするためです。
その後英訳してもらい、分からない単語は、調べさせ、多少のヘルプは必要でしたが
彼は、自分の力で書き終えた文章を見て、少し誇らしげにしていました。
「おぉ、自分の力でできた」とは言ってはいませんが 笑
そんな顔をしていました 笑
正直なところ、文章自体は、小学校低学年レベルです。
短いですし、単調な文章なので。
ただ、見た目よりも、「自分で書き終えた」という達成感が大事なのです。
今まで何度も言ってきていることですが
現地校の宿題で、どこまで助け、どこまでを自分でやらせるのか、そのバランスは非常に難しいところです。
しかし、絶対にやってはいけないことは、本人に努力をさせないこと、
大人が全てをやってしまうことです。
これでは、宿題の意味がありません。
宿題とは終わらすことが目的ではなく、
それを通して、
自分への自信を深め、成長するため
にやるのですから。
この方法は、小学高学年の日本語がある程度確立し、なおかつ中学レベルの英文法と単語力がついている生徒むけの指導法です。
中学の英文法も入っていなければ、何も前には進めず、大人主導で進めるしかありません。
ですので、もし、日本語がある程度確立した小学校高学年で渡米した場合は
まずは、下のような中学校レベルの英文法の問題集三年間分を徹底して解くことをお勧めします。

今になって思いますが
私が小学4年生のとき、これを助言してくれる人がいれば、現地校生活もずいぶん違っていただろうに、と思ってしまいます 笑
今日も長文になってしまいました・・・
読んでくださった読者の皆様、本当にありがとうございます。