今日から立冬の中の
金盞花香し(きんせんかこうばし
きんせんかさく)
と呼ばれる候の時期に入りました。
白い花に黄色の冠のような
かわいらしい花水仙が花咲き
上品な香りが漂う頃です。
金盞とは金色の杯を意味し
黄色の水仙の冠を表しているそうです。
この時期にお花や果実が
黄色やオレンジの色をつけると
より際立って見えます。
伊藤けえらん でも季節の掛け軸を床の間に飾り
お客様をお迎えしております。
ぜひお店に寄られた際は
そこもちらっと見てみてくださいね☆
こちらは我が家の今週のお花☆
さて、私は伊藤けえらんにて
唐津の名産を作り出している方と
お打合せしました。
唐津自然薯 佐々木農園 さん☆
我が家でも
「今日は自然薯のとろろだけん
粘りすごいよ~」
という会話を幼い頃にしていて
母がすり鉢ですごい力で擂っていたなぁ。
唐津の自然薯は
昔、藩主への年貢として収められるほど
特別なものだったそう。
唐津の山々がおいしい自然薯が採れる
赤土の山で、
なおかつ綺麗な温泉が湧く山だったんだそう。
知らなかったのですが
夏目漱石の「我輩は猫である」の中に
「唐津の山のいも」が泥棒に盗まれてしまうというエピソードがあって
美味しくて貴重な食材として登場しているのですが
それが
唐津の自然薯でした。
そんな自然薯を完全無農薬で栽培に成功されているのが
佐々木さん。
私もいろいろと刺激を受けました!
これからの取り組みに向けて楽しみです!
明日は亥の子の日☆
亥の子は、
十二支の亥の月にあたる
旧暦10月の亥の日、亥の刻(午後9時~11時)に
田の神様をお祀りする収穫祭。
また
亥は火災を避けると言われ
亥の子の日に囲炉裏や炬燵などに火を入れたそう。
茶の湯でも、「亥の子」の日に夏向けの風炉をしまい、
炉に切り替える「炉開き」を行います。
今年はまだ暖かい日が続きますが
火の用心を兼ねて
明日は亥の子餅をこしらえて
無病息災・子孫繁栄をお祈りしようと思います☆