『プラナリア』
山本文緒 著
2000年度直木賞受賞作です。
そうなのです。
直木賞作品を読みあさろうとしているこの頃です。
山本文緒さんの作品は、
『きっと君は泣く』
『ブルーもしくはブルー』
に続き3冊目です。
『プラナリア』
『ネイキッド』
『囚われ人のジレンマ』
『どこかではないここ』
『あいあるあした』
無職をめぐる心模様を描いた
五つの短篇集です。
捻くれ者のいやな奴。。。苦笑
と思いつつもそうゆう気持ちに覚えがないわけではなく…
微妙な気持ちになる。
『きっと君は泣く』
の主人公、椿も嫌な女だったけど、
山本文緒さんは“女の嫌な部分”を描くのが
とても上手な方のようです。
そしてリアル。
乳癌の手術で乳房を失って以来、
何もかも投げやりになってしまった女性の物語
『プラナリア』
社会心理学の大学院生過程にいる彼にプロポーズされるが…
気付けばそのジレンマに陥る女性の物語
『囚われ人のジレンマ』
がよかったかな~??
良かったって言っても
全然ハッピーエンドじゃないんだけど、
忘れた頃にふと、また読みそうな気がする。
なんとなく。