昭和ゴルフでは欠かすことができない、ボールのお話を少しまとめてみようと
思います。
第1回目は、通称ロイマで有名なROYAL MAXFLIを取り上げます。
ロイヤルマックスフライは、多くのツアープロにも使われておりました。
こちらのサイトでもあります通り、青木功プロもそのスピン性能が気に入って
ツアーでも使用しておりました。
ブリヂストンのゴルフボールの歴史は、下記のWebサイトからも確認できます。
しかし、微妙に情報も抜けていそうなんで、調べた記録を残すようにします。
クラバーさんこと高梨さんのところにお伺いしたときに、ゴルフボールの進化のお話を
聞くことができました。ゴルフボールは特許の塊みたいなものだそうです。
中身、カバーとそれぞれたくさんの特許技術が登録されており、各メーカがコスト含めて
生産し利益を出すには、非常に難しいビジネス領域らしいです。
どこかの特許にひっかかれば、ライセンス料金を払わないとその技術は使えないので、
使ってしまうと、コストがあがり、その特許を持っている会社以上の価格でボールを
売れないので、顧客からは選ばれないというジレンマがあるそうです。
ゴルフボールの歴史もたくさんありますので、糸巻ボールってどんなものかを簡単に。
芯(コア)に糸ゴムを巻き付けカバーをかぶせたものです。わたしも分解したことは経験ないので、
どんな感じでゴムがでてくるのか1回試したいですが、貴重なボールを無駄にしたくないので、
まだやってないです。
バラタカバー:合成ゴム、天然ゴムなどを利用した素材
ボールを触ると、カバーがしっとりしていて、いかにもスピンが効きそうな感じ
ウレタンカバー、アイオノマーカバーなどたくさん種類もあるので、このあたりもボールで説明
していくのがいいかもしれません。
今回のロイマは、コンプレッションが100と90の2種類あり、100が黒、90が赤といった感じです。
黒>赤の柔らかさ、硬さとなっており、ツアープロは、100の黒を使っているのが多かったみたいです。
今どき糸巻ボールなんて飛ばないからつかわないわ!って方も多いかと思いますが、
実は、使ってみると結構よかったりしました。
1.飛びすぎないことが、OBを減らす
2.バラタカバーのねっとり感は、今のグリーンでも活躍して、グリーンで止めることができる
など今のラウンドでもメリットは多いかと思います。
いまや製造できる機械もメンテナンスできなくなり、販売終了となっておりますので、
リサイクルショップやオークションなどでしか手に入れることができませんが、
一度経験するのは価値があるかと思います。