「○○ペアレント」と呼ばれる言葉は総じて問題のある親のタイプのようです。

有名なのはモンスターペアレント(モンスターペアレンツ)です。これは言うまでもありませんが、対比の為に記載しますが、
 学校などに対して自己中心的かつ理不尽とされる要求をする親。
 最近では直接教員にクレームいうだけでなく、校長、教育委員会、地方公共団体より権限の強い部署にクレームを持ち込んで、間接的に現場の教員や学校に圧力をかけるという形式も増えている。

 もう一つはヘリコプターペアレントとは、ホバリングするヘリコプターのように、自分で考えて判断ができる年齢の子どものまわりを旋回して干渉やコントロールをしようとする親のことです。上空から常に子どもを監視し、何か起きるたびにすぐに飛んでくるヘリコプターのような保護者を意味します。

 最後にカーリングペアレントとは、スポーツのカーリングでは、氷の上の”ストーン”ができるだけスムーズに進むように、ブラシで道をならしていきますが、カーリングペアレントは、”子ども”が進む道をならしてしまいます。そのまま進んだら立ち往生するであろう困難や失敗、イヤな思いをぬぐうべく、親が先回りして、スムーズで通りやすい道を整えておくというのが名前の由来です。

 カーリングペアレントとヘリコプターペアレントと同義とされ、アメリカやヨーロッパ諸国ではヘリコプターペアレントと呼ばれているものが、デンマークではカーリングペアレントと呼ばれているのだそうです。

 在る本を読んでいて、分がやっている子育てが、過干渉といわれてもしょうがないなぁと感じてしまいました。

 ところで2015年に「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能になる」という試算がオックスフォード大学と野村総研によって発表されました。
 またマッキンゼーの調査『未来の日本の働き方』によると、「2030年までに既存業務のうち27%が自動化され、結果1660万人の雇用が代替される可能性がある」と言われています。
 その仕事の担うこととされているAIは、0から新しい価値を生み出すことは不得手と言われています。プログラムされた通りのことはできても、発想を必要とすることや感情に訴えることなどはまだ難しいようです。
 
 そのような時代を控える子どもたちは失敗を恐れずどんどんトライしてもらいたいと思っていますが、親ってなかなか漢字の由来となっている、木の上から見ることができませんね。