動物で困っている人のお宅へ訪問してきました。

困っている内容は、猫の多頭飼いでした。

こういった相談では、やはり高齢の単身者が多く,特に男性が目立ちます。

最近よく言われているのは、災害時のペットの避難についてです。

基本は、車が使える状況であれば、全てのペットとの同行避難が困難ですが、災害によっては車が使えるとは限らないので、全数同行避難できるかが課題となります。

多頭飼いのキャパというのは、個人的な意見としては、平素の散歩などから始まって、家を離れられる(ペットホテルなど)状況なのかが判断基準になるのかと思います。

災害時は、VMAT(Veterinary Medical Assistance Team:災害動物医療支援チームの略)という、人と動物に関わる様々な事態に対し減災、防災、災害時の対応・復旧、復興協力支援する組織が対応できる地域もありますが、現時点では限定的です。

ちなみに群馬はあります。

山間部の人たちは、農作物や家を野生動物から守る為に田畑や家屋を柵で囲っています。

それを見てどっちが檻にいれられているかわからないと感じました。

アフリカに旅行した人が言ってましたが、


サバンナの大草原には、人間が存在せず、動物の世界に「お邪魔します」という気持ちになった。

この地球はボクたち人間のものだけじゃない。

そして、支配しているわけでもない。


ライオンが猿を狩るなど、人が動物に畏怖しながら、共存の中で互いを配慮しながら生活している。

先程の山間部の生活はまさに「動物の世界の中に人が住まわせてもらっている」という心持なのかなと推察します。

行き過ぎた多頭飼いは人のエゴであり、動物の幸せではないと感じています。