蝋梅に四阿ほのと浮き上がる 広

 

公園内の里の家の蝋梅が咲き、四阿に人の影を見かけるようになった。

春とはいえ春の陽気に浮かれていると、にわかに余寒が来たりして、三寒四温と言うのか、このごろの気温は油断ならない。

 

娘の持病のセカンドオピニオンをどこの病院で受けるべきか、三か所にしぼって娘と話し合った。

娘は娘の思いがあり、親は親なりの思いがあって、微妙にすれちがい、どうしたらいいのかと悩んでいると、娘が本心を明かしてくれた。

娘のその思いに沿う病院をネットであれこれ検索した。

 

親はいくつになっても子供の事で心を悩ますもので、しかし考えようによってはそれが親子というものだろう。

娘がメルカリで見つけた、妻とお揃いのノリタケの珈琲カップを買ってくれた。