山茶花の残る一輪咲きにけり 広

 

薄紅色の鉢植えの山茶花が年の暮からよく花を咲かせ、だんだんに散っていき、咲き終わったのかと思っていたところ、残っていた一輪が咲いた。

 

灯滅せんとして光を増すというが、自分の終わり方もそうであればと、そんなことを思った。