何事もこの世の夢か寒夕焼 広


加齢とともにこの世とあの世の敷居が低くなり、二階の窓から夕焼を見ていると、さまざまな事が脳裡をよぎる。


若い頃は夕焼を目にすれば、自然の営みの幽玄さに見とれたものだが、年齢的にあの世が近くなると、同じ光景であっても、心の景色が変わってくる。