隣室のリフォームひびく冬の昼 広

 

隣室のリフォームが昨年12月初旬から始まり、今年2月初旬までかかるとのことで、そのカンカン、コンコン、ブルルと金槌や機械音などさまざまな物音が朝から夕方までひびく。

 

リフォームはお互いさまのことであり、自分のところがリフォームするときには周囲の部屋に迷惑をかけるのだからと、そう思って我慢しているけれど、3カ月にわたるリフォーム工事にはいい加減、うんざりする。

 

隣室を買い取った人が、部屋をリノベーションされるらしく、それで工事が長期になるようだ。

それにしても今日の技術力からすれば、物音が最小限に抑えられ、もっと短期間で仕上がる工事方法がありそうなものだが、ところが経済合理性というものによってその工事期間になり、物音が生じるのであろう。

 

お互いさまのことであれば、そう周りのことを気にしなくてもいいとは言うものの、こちらの生活形態におかまいなくリノベーションの音をたてられるのは辛いものがある。

 

リノベーションではなく、通常の生活音であっても上下、左右の部屋のトラブルがあり、そうした生活意識の違いは、社会生活にひずみをもたらす。

 

隣室のリノベーションはまだしばらくはつづくが、工事内容からして徐々に物音が小さくなっている。