妻の眉ゆるむ検査や冬うらら


昨日、主治医のすすめで妻が、下部消化管の内視鏡検査を受けた。昨年2月に同じ検査を受けていて、大丈夫だろうとは思ったものの、下血が少しあったものだから、念のためにと言う事であった。


この内視鏡検査は、腸内をきれいにさせた上で検査を受けることになるため、その下剤、マグコロールPを2リットル、2時間余かけて飲まなければならず、またトイレに走る事になるため、それが大変であった。


それだけではなく、水に溶かしたその2リットルの下剤に加え、ほぼ同量の水を飲まなければならない。

昨年、水に溶かしているのだから、それだけで十分だろうと、妻が水を飲まずにいたところ、脱水症状を呈し、意識が朦朧となったため、慌てて救急車を呼び、病院に駆け込んだ。


説明書には、お茶、水を飲んでもかまわないと書いてある程度で、飲みたければ飲んでもいいと言う事と解し、大変な思いをしたので、今年は下剤と同量の水を妻に飲んでもらい、事なきを得た。


検査時に妻はモニター画面で自分の腸内を見ていたということで、きれいなものやったと、眉をゆるめていた。


内視鏡検査を受けることになった下血は、抗がん剤のベージニオの副作用で、血小板が減少したためらしく、妻を薄々そのことに気づいていたものの、気になって主治医にそれを言ったもので、検査を受けて下さいと言われた後で、先生に言わなければよかったと愚痴っていた。


フェソロデックスの臀部への注射時に血が止まりにくくなっていたし、ベージニオを休薬すると、下血が止まっていたので、抗がん剤の影響によるものなのは見当がついていた。


ともかく、腸内の状況を確認しただけのことであったが、妻の機嫌は良かった。