火だるまの機体止まるや冬の夕 広


NHKの画面が、羽田空港で火の出ている日航機に切り替わり、これは大変な事故が生じたと思った。


その後、着陸時に何かと衝突し、一瞬にして火だるまになりながら滑走路に止まり、消火活動が始まる映像が流れ、日航機が衝突した地点で何かが爆発炎上したので、ただ事ではないと背筋が寒くなったし、それに日航機から誰も脱出している様子がなく、どうなっているのかとヤキモキして見ていると、乗客乗員全員が脱出を終えたと言う情報があったが、インタビューに応じる乗客の姿を目にするまでは半信半疑であった。


機長はじめ客室乗務員の冷静な対応が乗客367人全員の速やかな脱出にむすびついたのだろう。また、乗客も客室乗務員の指示によく従った結果が、奇跡の脱出になったに違いない。


航空会社の日頃の訓練の賜物であり、事故は残念な事で、海上保安庁の飛行機の乗員の死傷は痛ましいことではあるけれど、惨事を最小限に止めた日航機の対応に感服した。