大雪が過ぎて穏やか里の道 広
一昨日、暦の上では大雪であったが、おだやかな陽気がつづく。5、6日前は冷え込んだが、冬本番の冷え込みからするとマシなほうであった。
12月7日は旧暦であれば10月25日にあたり、晩秋といったところ。
二十四節気の季節感からすると、そのほうがすんなりと感覚に馴染む。寒露、霜降、立冬とニュースで報じられても、肌感覚としてしっくりしない。
もっとも、日本列島は縦にながく、北海道から沖縄まであるのだから、自分の居住する季節感だけで一概に言えないが、芭蕉、蕪村の頃の季感すると、今日の二十四節気は何事なのかとなるのではないか。
なんともチグハグなものであっても、その二十四節気に合わせて泰然と句を詠む俳人の感覚は敬服に値する。