坂道の更地の草に今朝の霜 広


今朝は冷え込んだ。手袋をして駅まで坂を下ったが、手袋をしていても指先が冷えた。ふと見ると、更地の草に霜が降りていた。手足が冷えるはずだ。


子供の頃、材木の霜を素手で集めたこともあった。元気だったんだなァと思い出し、つい昨日の事のようなのに、今の体力からして年を感じざるを得ない。


子供の頃の事を思い出すと、急に年を取ったような気になり、浦島太郎の戸惑いが分かるようになった。