しんとして夜半の雨音冬浅し 広
深夜、雨音で目覚めた。天気予報どおりであり、屋根を打つ音で雨脚の強さが知れた。
いつもならすぐにまた寝入るのだが、昨夜はなぜかなかなか寝られず、冷蔵庫から杏仁豆腐のカップを取り出して食べた。
それでも寝られず、湯たんぽのせいかもと気づいた。昨夜は思いのほか気温が高く、湯たんぽを布団の裾に押しやっていたが、それでも足が火照っていた。
毛布に冬布団を掛けていたので、どうも足が温まりすぎたようだ。
湯たんぽを布団から出して寝たが、翌朝、雨が降っていたこともあって目覚めると6時であった。1時間寝過ごした。
これまで湯たんぽが多少熱くてもどうということはなかったが、加齢のせいなのか体が敏感になっているようだ。
昨夜、狭心症のような痛みがあって、そのことも気になったが、今にはじまったことではないので、ケセラセラでやり過ごす。