空爆に小さき靴散るガザの秋 広

 

パレスチナの国土を占有するイスラエルは、自国の安全のためと称してガザに壁を築き、パレスチナ人を封じ込め、天井のない監獄と言われる劣悪な状態に至らしめており、今回、ガザを実効支配するハマスがイスラエルに攻撃しかけたことから、イスラエルは無差別といっていい容赦ない空爆をつづけ、ガザが瓦礫の街と化し、子供を含めおびただしい死傷者が生じている。

 

国際社会は、ガザの「天井のない監獄」のありさまをつくり出しているイスラエルにどのように働きかけ、或いは非難してきたのか。

国際社会が口を酸っぱくして言う人道問題であり、これが逆にパレスチナ人がユダヤ人の国土を占有し、壁をめぐらしてユダヤ人を閉じ込め劣悪な環境のもとで自由を奪っていれば、国際社会はどう対応したであろうか。

 

ガザは、イスラエルの欲しいままに空爆され、無辜の人々が殺害されている。

我が国は第二次世界大戦中、アメリカの無差別爆撃によって多くの人々が殺害された。

それを経験している国として、国際社会に毅然としたメッセージを発するべきだ。