汗ぬぐひ駅のホームに一人立つ 広


朝から蒸し暑く、梅田に出たが、汗がいくらでも滲み出し、電車に乗るとクーラーが効いていて、ひんやりとし、電車を降りるとまた汗が滲むといった繰り返しで、頭が鈍く痛くなった。


街の利便性の高い環境は魅力だったが、年金生活になり、時間の流れを楽しむようになると、やはり郊外の静かな環境に親しみを覚える。


体内時計に街時間と町時間の区別があるのかどうか分からないが、今のぼくは町時間のほうが過ごしやすい。