新聞手にうるさき蝿を追ひ払ふ 広


人の片言隻句をとらえ、自己(組織)に都合いいように書いて恥を知らない大手メディア。無知愚昧ゆえの事であるならば、まだ許せるけれど、そのほとんどは小賢しく計算しての事であり、ロシアの軍事侵攻にしても、悪者はロシアと一方的に報じ、ウクライナを利する報道を飽くことなく繰り広げる。


国民に正確な情報を公正に届ける使命を担うテレビ、新聞といったメディアがこぞってそのありさま。


鬼畜米英と罵り、国民を戦争に駆り立て、銃後の守りを強いた戦前の論調を髣髴とさせるもので、戦後は、その大本営発表べったりの報道を反省し、それを社説等に記して公正な報道を誓ったのではないか。


なにが公正な報道なのか、その事が正しく分からなければ糠に釘になるが、それが分かっていても営利企業としての体質が、片言隻句を捉えての牽強付会の報道となって、心ある人々の失笑を買っているのだろう。


新聞を購読しているが、それは新聞からニュースや論説、解説を得ようとしてのことではなく、スーパーマーケットや市場のチラシのためである。


時に、新聞を丸めて蝿やゴキブリを叩く程度であり、生活情報としてはチラシの方が格段に役立っつ。


雨降りに濡れた靴の水気を取るため、靴の爪先に突っ込む。荷造りするときの緩衝材にもなる。


インチキくさいニュースが流れれば、テレビのチャンネルを変えるけれど、面白くないのが多く、気に入ったビデオを見ている。


SNSが発達した今日、新聞、テレビの軽薄なニュースや論調に付き合わなくても、そこそこの情報が得られるのはありがたい。