白々と夜の明けゆきて鐘冴ゆる 広
今朝も冷え込んだ。二重になっている手袋をしてウォーキングしたが、-2℃のなかでは指先の感覚がなくなるほど悴んだ。
30分ほど起伏のある公園のコースをウォーキングすると、7時前後になり、遠くから鐘の音が聞こえてくる。
近所に小さなお寺があるけれど、そこには撞くような鐘がなく、すこし離れた所にやはりお寺があるらしく、そこの鐘を地元の人が撞いているのではないかと、いつだったか妻が言っていた。
そのお寺がどこにあるのかネットで調べればいいのだが、どうもわずらわしくて、鐘の音を耳にするたび、どこかにあるのだろうと漠然と思いつつ過ごしている。
毎朝7時にその鐘の音がするので、当番の人がいて撞いているのだろう。
当番にあたれば寝過ごせず、それに7時きっかりに鐘を撞かねばならない。すこしでも鐘の音が遅れると、どうしたのかとぼくでも思うのだから、地域の人はAさんは撞くタイミングが遅いとか、寝坊したなとそれぞれにウワサするのではないか。
今朝は7時ちょうどに鐘の音がひびいた。