幸運なことに、私は、一生大切にしたいメンターに
何人か巡り会うことができました。
ひとりは母です。
私が聞く耳をもっていそうな時を狙ってさりげなくお説教をするのが特技です。
以前このブログでロールモデルについて書いたのですが、
その直後にまだブログを読んでいないはずの母とスカイプをしていたら
「あなた最近後輩が気になるようだけれども。ロールモデルになろうなんて思うのはおやめなさいね。ひとは勝手に期待して勝手に去っていくものですよ。あなたらしく生きていて、それをいいと思う人がついてきてくれれば、それでいいの。」と釘を刺されて、ドキッとしました。
嘘をついてもお見通しの親であり、最高に気の合う親友でもあり、
私の隠れファンでもいてくれます。
もうひとりは本当はメールのお返事を頂くのも恐縮なほどの大先輩です。
どんな分厚い資料を渡しても、渡した本人より先に読みこなして
感想をぽつりと返してくださいます。
それがあまりに勉強になるので、そのうち恐縮するのも忘れて
気になった記事、思いついたことを
無視されてもいいかと思ってどんどん送るようになりました。
返信があると、特徴的なタイトルと文章で、すぐに分かります。
簡潔なのに一度読んでも理解しきれないことがほとんどなので、
だいたい印刷してしばらく持ち歩き、行間を透視するように読みます。
「私は最近、こんなことを考えています。・・・さて、どちらでしょうね。」
教えるでもなく、ひとりごとのようにさりげない文章のなかで、
知恵の足りないところを見抜いて
道しるべや思考のフレームワークを与えてくれるのです。
もうひとりは、社会問題とか国際秩序とかに興味の尽きない
今の変なわたしをプロデュースした張本人です。
「どうしよう、こんなことを思いついちゃって、
誰も分かってくれないかもしれない!」と思い上がって悩んでいると、
そんなことはあり得ないことを教えてくれます。
いつも私が望む道の先を毒を吐きながら全速力で走っていて、
時々振り返っては、ほ~らまだまだですよぉ、と刺激してくれます。
そして、人生の節目(といっても留学とか)にあたって
必ず会ってアドバイスをもらってから動きたいと思う先輩が
地方政治の世界に、そしてビジネスの世界に、ひとりずついます。
ここに書いた方々にメンターの自覚はないと思うし
明確にお願いしたこともないのですが、
私にとっては、世の中が手に負えないと思ったとき
いつも相談できる心の支えです。
そういうの、メンターって言わないのかしら。