ここ2週間ほど

サマー・インターンの就職活動に専念する期間(DIP Week)

ということで授業がなかったので、

あたたかい太陽を求めて西海岸経由でカンクンに行ってきました。


サンフランシスコではGSB(スタンフォード大学MBA)の先輩たちを訪ね、

この与えられた2年間をどう活かすべきかということについて相談しました。

先輩たちが知性と感性をフル回転して得た教訓には学ぶところが多く、

読書を含めて先人の知恵を借りる努力を怠りがちな自分を反省しました。


ベンチャー投資哲学に話が及ぶと、GSBの教授の話を引用しながら、

「起業家に投資するときにまずリスクヘッジを考えるなんて論外なんだよね。ベンチャーを育てたいという熱い思いで、リスクを肩代わりして専門スキルを投入して、起業家の成功を助けるのがベンチャー・キャピタルなんだ。日本の銀行融資って、ただでさえリスクをとって起業している人に個人保証を求めるけど、それは失敗したらその人は再起不能になるということで、そんな融資しかないならシリコンバレーのひとたちの大半は起業しないよね。」

と熱く語ってくれました。


こういう思いで投資ファンドに就職する日本人がいることを嬉しく思い、

必要なひとに必要な気づきを自然と与えてくれる

MBAという環境はとても恵まれていると思いました。


また、こどもの教育に話が及んだとき、

「アメリカでは好きなことに全力投球することがよしとされているけど、

日本人で恥ずかしがらずに好きなことを追求しているひとは少ないよね。」

と言われて、ドキッとしました。


ビジネスコンテストで決勝に進み、祝福する同級生たちに「いや、たいしたことないのよ、おふざけのコンテストだし。」と卑下して怪訝そうにされ、結局それから努力しないで優勝を逃したこと。

Dance Studioのオーディションでフラメンコ・ダンサーに指名され、あまり気乗りがしないそぶりをしていたら、「わたしは昔プロを目指してて、才能の限界を感じてビジネスに転向したから、この舞台がひとに踊りを見てもらえる最後だと思って本気で臨んでるの。あなたもバレエ7年やってたんでしょう?一緒に本気になってほしい。」と言われたこと。


無意識にとりあえず斜に構えて必死さを見せず

あまり野暮ったくならないよう気を遣っている自分がいて、

でも少なくともアメリカではそのほうが野暮なのです。


翌日からは、同じくサンフランシスコに住む小学校からの親友を訪ねました。

昔からコンビを組んで、家族ぐるみの付き合いで、

趣味、特技、性格、身長・体重まで何でも一緒でした。

15歳ではじめて単身渡米したのは

当時お父様の仕事の関係でSFに住んでいた彼女を訪ねてのことで

その影響で何となく国際派になったと思うし、

友人が多く劇の主役が似合う彼女のおかげで

性格もまるくなったと思っています。

お互いにどうせ切っても切れない縁と思っている関係というのは

しばらく会わなくても全く問題ないし、とても居心地がいいです。

身近で数少ない尊敬する女性の先輩の名前が偶然に一致して、

しかも全く別のルートで知り合っていて、やっぱり似てるねぇと笑いました。


それから、仕事を終えた親友らとともにロサンゼルスに飛び、

そこに住む彼女の弟と、やはり小学校からの友人、

日本から飛んできてくれたもうひとりの友人と合流しました。

小学校の仲良し3人組が全員アメリカに住んでいて

異国の地で再会するというのは不思議な感覚です。

こどもの、趣向の合う仲間を見つける嗅覚は、ばかにできません。


冬の気候はLA>SF>>フィラデルフィアという感じで、

ビーチ沿いのサンタモニカの街は開放的で、

ビバリーヒルズのロデオ・ドライブは高級車の品評会のようなおしゃれ度で、

ハリウッドの一画にはMatsuhisa(NOBUオーナーの最初の店)、権八など

おいしい和食屋さんが並び、LAなら2年以上住めると思いました。


その後のカンクンでは、ひたすら食べて飲んで踊って

プールサイドで寝てビーチで寝ました。

何もしない贅沢というものを、就職して以来はじめて味わいました。

カンクン近郊のコズメル島でのダイビングは最高でした。

そして、chile(ハラペーニョなんてマイルドなほうです)

の痛いほどの辛さにハマりました。


帰国したらRSVPメールがたまって、さながら休暇明けの出勤日のようです。

充電完了、今日からまたがんばります。


cancun