こんにちは!

愛知県豊田市の
「音&書のアトリエ」
「フルール音楽教室」です。


● 今日は、何と!
「ドレミ〜」の音階が誕生して
1000年という記念日!

今から1000年も前の1024年、イタリアの音楽教師グイード・ダレッツォが、「ドレミ〜」で始まる音階を定めたのを記念し制定されました!

6月24日【ドレミの日】





●今日は、そんな楽譜誕生のお話をご紹介します。

修道士グイードは、毎年6月24日開催に開催される「洗礼者ヨハネの祭」のための歌の指導をしていました。

それまで「楽譜」というものは無く、聖歌隊が演奏するためには、曲を丸ごと覚える方法「暗譜」という方法しかありませんでした。

初めは、シンプルだった旋律も、ミサをより感動的にするために少しずつ複雑になっていき、記憶して伝えて行くことが難しくなっていきました。


彼らが苦労をしているのを見たグイード・ダレッツォは、音楽を覚えやすくする方法を考えました。


4線譜に音符を書き記す記譜法を考えたグイード。

これは【グイードの手】と呼ばれ、左手の関節ごとに音名などが記されました。


「ドレミファソラ」は、賛美歌の歌詞の頭文字で、今の「ド」は、元々は発音しにくかった「ウト」でしたが「主」を表す「ド」へと変更。さらに「聖ヨハネ賛歌」の最後の歌詞から取った「シ」を追加し、現在の7音階になりました。


やがて、音楽を楽譜として表記する方法は、現在の5線譜の原型となり、後世に素晴らしい音楽を伝え残す画期的な方法となりました。


当時の4線は、音の高さを表す赤と黄色の2つの線に、さらに2本線を足して、4線譜としていたようです。

そんな楽譜誕生の流れを知ると、楽譜に記された音符や休符がより愛おしく感じられますね。



楽譜をきちんと読み、時代背景、演奏されていた場所、使っていた楽器、作曲者の人生や人柄など、たくさん知っていると、よりステキな演奏になると思います。


モーツァルトの時代も羽根のペンにインクを付けて楽譜を書いていました。ヴェートーベンの楽譜などは、荒々しく書きなぐってあったりして、そんな直筆の音符を見るだけでも感動するのはもちろん、人柄や声までも伝わってくるような気がします。

(ヴェートーベン筆・激しくほとばしってます)


●秋の演奏会
「秋澄む夜は、ドビュッシー」


みなさんに、ドビュッシーの素晴らしさをお伝え出来る様に準備をすすめています!どうぞお楽しみに!

(ドビュッシー筆・緻密で美しい)